ルービックキューブを6面揃えた者に宿るといわれている「R」の意志。
その意思を絶やさないために後継者を探さないといけないのである。
今日は、中学生の生徒さんが、小学生の生徒さんにその技を伝授する物語。
「師匠、おれにルービックキューブの極意を教えてくれ!!!」
「ええ、いいわよ」
「ただ、生半可な気持ちではあきまへんで!」
「はい!何でもします!!」
(効果音)
どぅくしっ!
がちゃがちゃがちゃ。
がががっががががががががちゃ
「くそ、、、あきらめないぞ」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
がっちゃん。
「できた!でけたぞーーーーーーー!!!!!」
「ふふ、上出来だわ」
「これであなたにもRの意志が宿ったはずよ」
「いいこと?」
「Rの意志は絶やしてはだめ」
「今度はあなたがその手で、その声で、その心で伝えていくのよ」
(ナレーション)
そう言って、その場を後にする師匠と、師匠の背中を目に焼き付ける弟子。
今日もまた、「R」の意志は受け継がれたのであった。
めでたしめでたし。